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皆さんこんにちは!
TMA株式会社、更新担当の中西です
さて今回は
~チェック項目~
ということで、図面の検図における主要なチェック項目と注意すべきポイントを、実務的な視点から詳しく解説します
産業用機械の組み立てにおいて、図面の正確性は製品の品質や製造効率に大きな影響を与えます。図面の検図(チェック)は、設計ミスや情報の不備を早期に発見し、製造現場でのトラブルを未然に防ぐために欠かせない工程です。
目次
寸法の一貫性:同一部品や箇所の寸法が、図面内で矛盾していないか確認します。
公差の適切性:必要な箇所に適切な公差が設定されているか、過剰な精度要求がないかをチェックします。
寸法の重複記載の回避:同じ寸法が複数箇所に記載されていないか確認し、寸法の一元管理を徹底します。
材質の記載:各部品の材質が明確に記載されているか、またその材質が適切かを確認します。
表面処理の指示:必要な表面処理(熱処理、メッキ、塗装など)が指示されているか、またその内容が適切かをチェックします。
部品の干渉チェック:組立後に部品同士が干渉しないか、動作クリアランスが確保されているかを確認します。
組立手順の明確化:組立順序や方法が明確に示されているか、組立作業が実現可能かをチェックします。
加工方法の適正:指定された加工方法が実現可能か、加工困難な形状や構造が含まれていないかを確認します。
工具のアクセス性:加工や組立時に工具が適切にアクセスできるか、作業スペースが確保されているかをチェックします。
図面規格の遵守:図面がJISやISOなどの規格に準拠しているか、社内の製図ルールに従っているかを確認します。
記号や注記の統一:公差記号、表面粗さ記号、溶接記号などが統一されているか、誤記載がないかをチェックします。
組立図と部品図の整合性:組立図と部品図の間で寸法や仕様に矛盾がないか、部品番号や名称が一致しているかを確認します。
部品表との整合性:図面に記載された部品と部品表(BOM)の内容が一致しているか、数量や仕様に誤りがないかをチェックします。
チェックリストの作成:検図専用のチェックリストを作成し、確認漏れを防止します。
ダブルチェック体制の導入:設計者以外の第三者によるチェックを実施し、客観的な視点での確認を行います。
図面の検図は、製造現場でのトラブルを未然に防ぎ、製品の品質や納期、コストの最適化に直結する重要な工程です。寸法や公差の整合性、材質や表面処理の明確化、組立性や加工性の確認など、多岐にわたる項目を丁寧にチェックすることが求められます。また、チェックリストの活用やダブルチェック体制の導入により、検図の精度を高めることが可能です
正確な図面は、製造現場との円滑な連携を実現し、高品質な製品の提供につながります。
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