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皆さんこんにちは!
TMA株式会社、更新担当の中西です
さて今回は
~「止まらない現場」をつくる~
産業機械の品質は、最終検査ではなく工程内で作りこむもの。この記事では、段取り・工具管理・配線・締結・検査を一気通貫で標準化するための実務ポイントと、そのまま使えるチェックリストをまとめました。⚙️
セル/ライン設計:タクトに合わせて「組立→配線→検査」をU字配置に。
キッティング:1台分の部材を色付きトレイで区分。部品の取り違いを予防。
作業票:写真つきSOP、トルク値欄、注意マーク(⚠️)で“迷わせない”。
5S+FOD対策:配線端子のカス・結束の切れ端はFODボックスへ。🧹
トルク管理:締結箇所に規定トルク・レンジを表記/電ドラはカウンタ付きで回数管理。
校正:トルクレンチ・メガー・絶縁抵抗計は校正ラベルと有効期限を明示。
ESD/帯電対策:リストストラップ、ESDマット、導電靴。導通チェックを朝礼で✅
ねじの基本:清掃→仮締め→対角本締め→トルクマーキング(ペイント)
緩み止め:ばね座金・ねじロック剤・二重ナットを用途で使い分け。
アルミ/樹脂:座面保護と過トルク注意。カラー/ワッシャで応力分散。
ルーティング:電力(モータ/ヒータ)と信号(I/O/センサ)は物理分離。交差は直角に。
曲げ半径:一般ケーブルは外径の5〜10倍を目安に(無理な折れを作らない)。
束ね方:最初は仮結束→通電テスト→確定後に本結束(インシュロックの切り口は面一)。
ラベリング:線番チューブ/熱収縮で両端表示。端子台も回路ごとに色分け。
端末処理:より線にはフェルール推奨。圧着後は引張テスト(軽く引いて抜け無し)。
ダクト:配線は8割以下の充填率に。余長はダクト内で波打たせずストレートに。
端子高さ:圧着端子はネジ頭の高さを揃え、絶縁ブッシュで短絡防止。
配線色:電源(L/N/PE)・制御・フィードバックは社内規格で統一(凡例を盤扉裏に貼付)。
可動部:キャリアチェーンはストローク中央で余長を確保、擦れ対策を。
ロックアウト/タグアウト(LOTO):電源遮断→鍵管理→タグ表示🔒
配線保護:エッジ部はエッジガード、高温部は耐熱スリーブ。
防火:ヒータ・SSR周りは耐熱導体・耐熱端子/発熱部に離隔と通風を。
人の安全:回転部・昇降部はイエロー/ブラックの注意表示、非常停止は手の届く範囲に🔴
通電前(無電)
端子増し締め、誤配線チェック(導通)、絶縁抵抗(メガー)📏
通電後(有電)
相順・電圧降下、漏電ブレーカ作動、アクチュエータの空運転
機能試験
I/Oマッピング照合、インターロック、非常停止復帰、異常シナリオ試験
異常時は**“いつ・どの工程・誰が・どの部品”**まで遡れる記録を残し、是正→再発防止を文書化します。
一次合格率(再手直しなし)
トルク不良/1000点、誤配線/1000端子
検査タクト、初期故障率、手戻り時間
盤内温度・フィールドクレーム件数(カテゴリ別)
LOTO実施/電源表示
締結トルク記録/ペイント確認
ケーブル曲げ半径・固定間隔
電力/信号の分離・直角交差
線番両端表示/図番一致
メガー値合格/端子増し締め
非常停止・インターロック試験
図面“赤入れ”反映→版上げ完了
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