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日別アーカイブ: 2026年9月18日

TMAのよもやま話~“段取り8割”は本当?~

皆さんこんにちは!

TMA株式会社、更新担当の中西です

 

~“段取り8割”は本当?~

 

ものづくりの現場では、「段取り8割」という言葉があります。

産業用機械の組み立てでも、この考え方はとても重要です。

組み立てを始めてから部品が足りないことに気づいたり、必要な工具を探したり、図面の確認で作業が止まったりすると、それだけで予定は少しずつ遅れていきます。

反対に、事前の準備が整っていれば、現場では組み立てそのものに集中できます。✅

今回は、産業用機械組み立てにおける“段取り8割”について考えてみます。

★ まず完成する機械を理解する

段取りを考えるためには、最終的にどのような機械になるのかを理解することが大切です。

完成形が分からないままでは、どの部品を先に組み立てれば良いのか、何を準備すれば良いのか判断しにくくなります。✅

全体を理解してから、作業を細かな工程に分けて考えます。

☆ 図面の不明点を加工・組立前に確認する

組み立て途中で、

「この部品はどの向きなのか」

「どちらを基準に合わせるのか」

と迷うと、そこで作業が止まります。

だからこそ、図面を事前に確認し、分からない部分を整理しておくことが大切です。✅

疑問を残したまま作業を始めないことが、良い段取りの基本です。

★ 部品がそろっているか確認する

必要な部品がすべてそろっていると思っていても、実際に確認すると不足している場合があります。

大きな部品だけでなく、小さな部品や付属品まで確認することが重要です。✅

組み立て途中で不足に気づくと、その工程を止めなければならないこともあります。

☆ 部品を工程順に準備する

部品がそろっていても、使う順番が分からなければ探す時間が増えます。

どの工程でどの部品を使うのかを考えながら整理することで、組み立てをスムーズに進められます。✅

段取りとは、単に部品を準備することではなく、使うタイミングまで考えることです。

★ 必要な工具を事前に洗い出す

組み立て内容によって、必要な工具や測定器具は変わります。⚒

その日の作業を確認し、必要になるものを先に準備しておけば、作業中に工具を取りに戻る回数を減らせます。

工具を持っているだけではなく、必要な場所ですぐ使える状態へ整えることが大切です。✅

☆ 電動工具は使用できる状態にする

電動工具を使用する場合には、本体だけでなくバッテリーや付属品も確認します。⚡

使おうとした瞬間に充電不足へ気づくと、その間作業が止まります。

作業開始前に状態を確認することも、段取りの一部です。

★ 測定器具も準備しておく

産業用機械の組み立てでは、位置や寸法などを確認する場面があります。

必要になってから測定器具を探すのではなく、どこで確認が必要になるのかを考えて事前に準備します。✅

組み立てと確認をセットで工程に組み込むことが大切です。

☆ 人の役割を共有する

複数人で一台の機械を組み立てる場合、それぞれの役割を共有しておくことが重要です。

全員が同じ部分に集まったり、逆に誰も担当していない工程が生まれたりしないよう、全体の流れを共有します。✅

役割が分かっていれば、お互いに次の動きも予測しやすくなります。

★ 組み立て順を完成形から逆算する

目の前で取り付けやすい部品から進めれば良いとは限りません。

後から取り付けようとすると、別の部品が邪魔になってしまうこともあります。

だからこそ、完成した状態をイメージしながら、「今どこを組むべきか」を考えることが大切です。✅

☆ 配線工程まで考える

機械の組み立てが終わった後には、配線や制御機器の取り付けが行われることがあります。⚡

機械部分だけの作業効率を優先すると、後工程が進みにくくなる場合があります。

そのため、配線ルートや機器の位置まで意識して組み立てることが大切です。

★ 試運転までを一つの工程として考える

機械は、組み上がっただけでは完成ではありません。

動作確認や試運転を行い、必要な調整を経て初めて完成に近づきます。⚙

だからこそ、組み立て時間だけではなく、確認や調整に必要な時間も考えて工程を組むことが大切です。

☆ 最初の一台や最初の工程を丁寧に見る

同じ仕様の機械を複数台製作する場合には、最初の一台を特に丁寧に確認することが重要です。

最初の段階で違いに気づけば、同じ問題を次の機械まで広げずに済みます。✅

★ 現地据付まで想像する

産業用機械は、工場内で組み立てて終わりではなく、お客様の工場などへ搬入・据付する場合があります。

そのため、どのように運ぶのか、現地で再び組み立てる部分があるのかまで考えておくことが大切です。✅

製作場所だけでなく、最終的に使われる場所まで見て仕事を進めます。

☆ 変更に対応できる余裕を持つ

オーダーメイドの機械では、途中で仕様の確認や調整が必要になる場合があります。

予定を限界まで詰めていると、少しの変更でも現場が慌ただしくなります。

必要な確認に対応できる余裕を持つことも、良い段取りです。✅

★ 片付けまでを一日の仕事にする

組み立てが終わったからといって、工具や部品をそのままにしてはいけません。

工具を戻し、余った部品を整理し、作業場所を整えるところまでが一日の仕事です。✅

翌日に気持ちよく作業へ入るためにも重要です。

☆ 翌日の準備を前日に行う

翌日の工程が分かっているのであれば、必要な部品や図面、工具を前日に確認しておくことが大切です。

不足があれば早い段階で対応できます。✅

⭐ “段取り8割”は焦らず良い機械をつくるための準備

産業用機械組み立てにおける段取りの目的は、単に作業時間を短くすることではありません。

図面を確認し、部品や工具をそろえ、組み立て順や後工程を考えておくことで、作業中に落ち着いて一つひとつの品質へ向き合えるようになります。✅

私たちも、組み立てている時間だけでなく、その前の準備を大切にしながら、信頼される産業用機械づくりを続けていきます。✨